うみのおと✳︎ぴあのおと

藤沢市辻堂ピアノ教室 レッスン風景

調律

グランドピアノの調律をしました。1年半過ぎてしまい、乾燥と暖房でかつてないほどの狂いが出ていました。購入してから25年以上たっていますし、部品の劣化もあります。
横浜の調律師さん、10年ほど前からお世話になっています。初めてお願いした時、ヨーロッパのピアノの響きって知っていますか、とお話されて、私の音の好みも伝えたところ、これまでと全く違った音色に変化したことに驚き感激し、それ以来、見ていただいています。
この時代のYAMAHAC3Eが良い設計で、音のもちが良い楽器だそうで、リペアも可能ですが、まだもう少しこのまま使えるようです。幾度と引っ越しの度長距離移動し、良い環境ばかりではなかったですが、これからも大切に使っていきたいと思いました。
高音の本来フエルトに線が付きにくい部分に深く線が付いていて、生徒さんと弾いている時、高音で一緒に演奏する事が多い事が原因のようです。ハンマーを均等に維持するために、高音ばかり使いすぎるのは良くないみたいです。
ハンマーのフエルトを少し線を残しながら、数ミリ単位で削って、3本、4本の針のついた工具でフエルトを刺して、含みを持たせます。柔らかな音色につながるそうです。全てのハンマーにその作業が繰り返されます。打鍵で硬くなったフエルトと引き比べると、音質が変わるのが良くわかります。
打鍵のあとに、伸びのある音を作りたい、発声のよい歌手のような伸びる音を作りたいとおっしゃっています。まさに、歌うようなピアノです。
ピアノの音を作るのは、本体の木。最近のピアノの質はかなり低下していて、国内メーカーでも東南アジアで作られたものが増えています。木の質によってピアノの寿命も違ってくるようで、木の生きた年数の 倍くらいが目安。建物も同じだそうです。ヨーロッパの歴史ある楽器のブランドの物は、樹齢50〜100年の、木が使われていて、古いピアノが美しい音を保っているんですよと
教えていただきました。きちんと作られた物は違うんだなと、また、輸入アップライトピアノが欲しくなりました。
作業しながら、メカニック なお話や、現代ピアノ事情、ヨーロッパにも調律に行かれる事があるので海外のピアニストの話、、楽しく過ごして、気がついたら6時間経過していました。いつも、調律師さんの熱意に、感心してしまいます。
良く聴く録音の中から、おすすめの演奏を思いつくまま教えていただきました。
アレクセー スルタノフ、トリフォノフ、レオン フライシャー、カティ ブニアティシビリ
ナクソスで順に音源を探してみたいと思います。
とても刺激をたくさんいただきました。

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